デパスとワイパックスの違いを比較

気分をリラックスさせる精神安定剤としてポピュラーなワイパックスとデパスですが、この2種類の薬の違いについてきちんと理解する事でより効果的な使用が可能になります。
まず、ワイパックスですが、ベンゾジアゼピン系の緩和精神安定剤、抗不安薬となっています。
パニック障害にも効果があり、抗不安作用は強く、元々副作用の出にくいベンゾジアゼピン系の中でも特に安全性が高く、高齢者など幅広い年齢層に使用されています。
作用は強いですが、耐性や依存性も低い事からもそういった特徴が見て取れます。

デパスは、チエノジアゼピン系の緩和精神安定剤、抗不安薬となっています。
ベンゾジアゼピン系と非常に似ていて、効果が高い上に、安全性が高く、耐性や依存も少ないです。
筋肉を緩める作用もあり、整形外科の治療領域でも使用される事がある薬になっています。

ワイパックスとデパス、こうして比較してみてもほとんど差が無く違いが無いように感じますが、違いももちろんあります。
ワイパックスは服用してから効果が出るまで1時間から6時間ほど時間がかかるとされていますが、デパスは服用してから効果が出るまでの時間が短く即効性に優れています。
効きはじめる時間はデパスの方が早いですが、効果の持続時間はワイパックスが14時間程度なのに対し、デパスは6時間程度とワイパックスの方が効果が長続きするという特徴があります。
これらの特徴を使ってデパスを頓服的に使うなど上手く使い分ける必要があります。

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