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主要成分としてベンラファキシン塩酸塩を配合した抗うつ薬で、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬（SNRI）に分類されます。

SNRIは、脳内の神経伝達物質であるセロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害することで、これらの濃度を高め、神経伝達を促進します。
この作用により、不安や憂うつな気分を和らげ、意欲や集中力を高める効果が期待できます。

1.前向きな気持ちへのサポート
セロトニンの増加によって不安や緊張を軽減し、気分を楽にします。また、ノルアドレナリンの増加により意欲を高め、ポジティブな感情を引き出します。

2.副作用が少ない
ベネジスXRはセロトニントランスポーターとノルアドレナリントランスポーターに選択的に作用するため、従来の抗うつ薬にみられる口の乾きや便秘などの不快な副作用が軽減されています。

3.使いやすさ
徐放性カプセルの形状により、1日1回の服用で済むため、日常的な服用が簡便です。

4.適応症の幅広さ
主にうつ病やうつ状態の治療に使用されますが、その他の心の不調にも応用される場合があります。


先発薬である「イフェクサーSR」のジェネリック医薬品として提供されています。
うつ病治療の第一選択薬として、または他の抗うつ薬で十分な効果が得られない場合や副作用が懸念される場合の第二選択薬として利用されることが多いです。

1カプセル中：ベンラファキシン塩酸塩 42.42mg（ベンラファキシンとして 37.5mg）
添加剤としてエリスロシンFD,C Red 3、インジゴカルミンFD,C Blue 2を含む（追加情報は説明書を参照）。

傾眠、不眠症、頭痛、浮動性めまい、悪心、嘔吐、食欲不振、口内乾燥、腹部不快感（腹痛、膨満、便秘等）、下痢、調節障害、動悸、頻脈、血圧上昇、肝機能検査値異常（ALT（GPT）・AST（GOT）・γ-GTP・LDH・Al-P・血中ビリルビンの上昇等）、排尿困難、頻尿、体重減少または増加、異常出血、発汗（寝汗等）、無力症（疲労、倦怠感等）、気分変調、発疹、かゆみ。

ごく稀に以下のような重篤な副作用を起こす場合があります。
セロトニン症候群、悪性症候群、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、QT延長、心室頻拍、心室細動、痙攣、アナフィラキシー、中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑、横紋筋融解症、無顆粒球症、再生不良性貧血、汎血球減少症、好中球数減少、血小板数減少、間質性肺疾患、高血圧クリーゼ、尿閉などの症状が現れる場合があります。

その他、なにか異変を感じた際は速やかに医師の診察をお受けください。

通常、成人にはベンラファキシンとして1日37.5mg（1カプセル）を初期用量とし、1週後より1日75mg（2カプセル）を1日1回食後に服用します。
なお、年齢、症状に応じ1日225mg（6カプセル）を超えない範囲で適宜増減しますが、増量は1週間以上の間隔をあけて1日用量として75mg（2カプセル）ずつ行ってください。

・持病やアレルギーのある方は、事前に医師にご相談ください。病気によっては症状を悪化させるおそれがあります。
・本剤には併用に注意すべき薬があります。２週間前から今現在までに他の薬を使用している場合や新たに使用する場合は、必ず医師又は薬剤師に相談してください。
・妊娠中・妊娠の可能性のある方、授乳中の方は、本剤使用前に必ず医師にご相談ください。
・自己判断で中止したり量を加減したりせずに、医師の指示通りに服用してください。
・本剤の服用中は、車の運転など危険を伴う機械の操作はしないでください。
・飲み忘れに気付いた際は、思い出したときすぐに服用してください。ただし、次の服用時間が近いときは忘れた分は服用しないでください。2回分を一度に服用しないでください。
・子供の手の届かないところに保管してください。
・直射日光と湿気を避けて、涼しい場所で保管してください。